ブロックチェーンとは?みんなで持つ「記録帳」?

 ブロックチェーンは、仮想通貨をはじめとするWeb3.0を支える代表的な技術です。難しく聞こえますが、まずは「取引の記録を複数のコンピューターで共有し、後から書き換えにくくする仕組み」と考えてみると良いかもしれません。家計簿を家族それぞれが持ち、全員が同じ記録を確認できるようにするイメージです。

 誰かが送金などの取引を行うと、その内容はネットワークに伝わり、決められた確認手順を経て台帳に加わります。記録が複数の参加者に共有されるため、ひとつの会社のデータベースだけを信用する形とは違います。取引履歴を公開しているチェーンなら、専用の閲覧サイトで誰でも確認できます。

 ただし、ブロックチェーンに載れば内容が正しいと保証されるわけではありません。間違った宛先への送金も、だまされて行った取引も、記録自体は残る可能性があります。記録を消しにくいことは改ざん防止に役立つ一方、誤りを訂正しにくいという弱点にもなります。また、すべてのブロックチェーンが同じ方法で運営されているわけでもありません。

 従来の銀行振込では、銀行に相談すると組戻しなどの手続きができる場合があります。一方、ブロックチェーン送金は仕組み上、銀行のような窓口がなく、送金後に取り消せないことがあります。だからこそ、初めて操作するときは少額で試し、アドレスを何度も見直す習慣が重要です。

 「改ざんされにくい」と「安心して使える」は同じ意味ではありません。技術の長所だけでなく、間違えた時の対応、運営者の有無、相談窓口まで確認して初めて、暮らしの中で使うかどうかを判断出来ると思います。